Salesforceはなぜ見にくい? 画面の一覧性を高め、Excelのように「一目でわかる」化する方法
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更新日:2026.01.15
Salesforceは高機能で柔軟なCRMですが、現場ユーザーからは「画面が見にくい」「ぱっと一覧で確認できない」「Excelのほうが楽」という声も少なくありません。とくに、取引先・商談・活動などの関連情報を行き来して確認していると、全体像をつかみにくくなることもあります。
この記事では、Salesforceが見にくく感じられる原因を整理し、仕組みを踏まえたうえで、画面の一覧性を高める考え方を解説します。
Salesforceが「見にくい」「一覧で確認できない」と感じさせる3つの壁
Salesforceを日常的に触っていると、「必要な情報は入っているのに、探すのが大変」「欲しい情報が1画面でまとまって見えない」という不満を抱くことがあります。これらの原因は主に、Salesforceの画面設計とデータ構造に起因する以下の3要素です。
それは、「関連情報が別画面に分かれていること」、「標準リストビューが単純な一覧にとどまっていること」、そして「レポート機能が集計利用を前提に設計されていること」。これらが重なることで、Excelのような「一目でわかる」感覚から遠ざかってしまうと考えられます。
壁1:関連情報が別画面に分かれている
Salesforceでは、取引先・商談・活動・ケースなどの情報が、それぞれ別オブジェクトとして格納されます。データの正規化という観点では合理的な設計ですが、全体を確認するには、ユーザーは取引先の詳細ページから商談タブへ移動し、さらに活動の関連リストを開くなど、画面遷移を繰り返さなければなりません。
結果として、「どの取引先でどの商談が進んでいるのか。いつどんな活動をしたのか」といった情報を、1画面の中で直感的に把握しにくくなります。情報量が増えるほど、この「行き来の多さ」が「見にくい」という感覚につながるのでしょう。
壁2:標準リストビューが単純な一覧にとどまっている
標準のリストビューは、特定オブジェクトのレコードを条件で絞り込み、必要な項目を列として表示できる便利な機能です。
ただし、取引先だけ、商談だけといった単一オブジェクトごとの一覧に限られるため、「取引先別に主要商談の金額や最終活動日を横並びで見たい」といった要望を実現することはできません。複数オブジェクトをまたいだ比較・集計も、柔軟に行うことは困難です。
Excelのように自由度の高い表計算に慣れているユーザーほど、「もう一歩踏み込んだリストが欲しい」と感じるのではないでしょうか。
壁3:レポート機能が集計利用を前提に設計されている
Salesforceのレポート機能は、集計・分析には強力です。取引先別の売上や担当者別の案件数など、さまざまな観点で数値を集計し、グラフ化することも可能です。
一方で、レポートはあくまで「集計結果を確認する」ための画面であり、一覧を見ながら細かく値を編集したり、複数オブジェクトの明細を行単位で比較したりする用途には向いていません。
また、レポート上でのインライン編集は対象オブジェクトや項目に制約があるため、すべての値をその場で一括更新できるわけではありません。表示までの処理に時間がかかるケースもあることから、日々の業務で「一覧をぱっと見て、すぐ編集したい」というニーズとは少し方向性が異なります。
このギャップが、「レポートは便利だが、閲覧・更新のしやすさという意味では物足りない」という印象につながりやすいと考えられます。
「見にくさ」の2つの根本原因:Salesforceは「データベース」であり「リスト」ではない
Salesforceが「見にくい」と感じられる背景には、ツールそのものがExcelのような一覧表示させることを目的にしたものではなく、CRM向けのデータベースとして設計されているという点があります。これは見方を変えれば、データを厳密に構造化してビジネスプロセスごとに管理しやすくするためのSalesforceの仕組み自体が、一覧性という直感的な見え方のニーズに対して逆行している、ということにもなります。
この前提を理解すると、Salesforceの見にくさの理由がクリアになるはずです。
原因1:データがオブジェクト単位で「分断」されて格納されている
Salesforceでは、取引先・商談・活動・ケースなどの情報が、それぞれ専用のオブジェクトに分かれて格納されています。
この仕組みの利点は、正規化されたデータモデルにより重複や更新漏れを防ぎ、権限設定やワークフローもオブジェクト単位で管理しやすくなること。ただし一方で、「1つの取引先にひもづく商談と活動を横並びで見る」といった使い方が難しくなるデメリットも生まれます。
関連リストやレポートを使えば関係性は追えるものの、画面をまたいで確認する必要があるため、Excelのように1シートで全体像を俯瞰する感覚とはギャップを感じることでしょう。これが、一覧性を損ねる要因の一つです。
原因2:UI(画面)が「1レコードの詳細表示」に最適化されている
Salesforceの画面設計は、1件ずつのレコード詳細を確認し、項目を正しく入力・更新していくことに最適化されています。Lightningレコードページでは、ハイライトパネルやタブ、関連リストなどを組み合わせて特定レコードの情報を把握しやすくしていますが、複数レコードを横並びに比較する用途は想定されていません。
そのため、複数の取引先やそれに紐づく商談を一覧しながらステータスや金額を編集したい場合、ユーザーは画面の行き来が必要になります。結果として、「1画面でざっと俯瞰したい」というニーズとの間にギャップが生じます。
標準機能で「見やすくする」工夫2選と、その限界
Salesforceがデータベースとして設計されている以上、標準UIだけでExcelのような一覧性を完全に再現することは容易ではありません。ただし、標準機能の範囲でも、レイアウトやリストビュー、レポートの工夫によって「少しでも見やすくする」ことは可能です。
その一方で、こうした工夫ではどうしても越えられない限界もあり、設計思想を理解したうえで使うという意識が重要になります。
工夫1:関連リストの表示項目をカスタマイズする
Salesforceでは、取引先や商談の詳細ページに表示する関連リストの列を、ページレイアウトや関連リスト機能でカスタマイズできます。これにより、金額・フェーズ・最終活動日など、現場でよく確認する指標を一覧に並べることが可能になります。列順やソート条件を調整すれば、「どの取引先でどの商談が重要なのか」は、以前より把握しやすくなるでしょう。
ただし、関連リストはあくまで親レコードの下にぶら下がる構造のため、複数の取引先の商談をまとめて比較したい場合、結局は画面遷移を避けられません。親子関係の確認はしやすい一方、「複数の親レコードをまたいで俯瞰する」には限界がある点を押さえておく必要があります。
工夫2:目的別のリストビューをとにかくたくさん作る(限界:管理が煩雑)
標準機能では、担当者ごとの案件一覧や、特定ステージの商談だけを抽出した一覧など、目的別のリストビューを柔軟に作成できます。フィルター条件や表示項目を工夫すれば、「今週フォローすべき案件一覧」「失注リスクが高い案件一覧」といった切り口でデータを確認できます。
ただ、個人や部署ごとにビューを増やしていった場合、必要なビューを探す手間も発生します。リストビューの運用ルールが整理されていない場合、かえってユーザーの迷いを生むリスクもあるため、設計段階での絞り込みが重要となり、また管理も煩雑になりがちです。
根本解決:「見にくい」UIを「一覧性の高いUI」に変えるMashmatrix Sheetを活用した3つの解決策
Salesforceの見にくさを根本から解消したい場合は、標準機能の工夫だけでは限界があります。そこで検討したいアプリケーションが、Salesforce上のデータをExcelライクに表示・編集できる「Mashmatrix Sheet」です。取引先・商談・活動など複数オブジェクトにまたがる情報を1画面に並べ、スクロールしながら確認・更新できるアプリです。
「Salesforceの中にExcelのような一覧画面を埋め込む」というイメージで、一覧性を高めることが可能となります。
解決1:取引先+商談+活動… 関連データを「1画面」にまとめて表示
Mashmatrix Sheetでは、画面を分割して複数のシートを配置し、それぞれに異なるSalesforceオブジェクトを表示することが可能です。
例えば、左側に取引先、右上に関連する商談、その下に活動履歴という構成にすれば、従来は画面を行き来して確認していた内容を1画面で俯瞰できるようになります。シート同士を連動させておけば、取引先をクリックするだけで関連する商談・活動のシートが自動的に切り替わるため、親子関係を追いかけるためのクリック数も大きく減少することでしょう。
「どの取引先でどの商談が動いていて、直近いつアクションしたか」といった全体像を、1画面で把握できるようになります。
解決2:ExcelライクなUIで、データのソート・絞り込み・比較が自由自在
Mashmatrix Sheetのシート画面は、Excelに近い感覚で直感的に操作できます。具体的には、列ヘッダからのフィルタ設定やソートはもちろん、複数列を優先順位付けしての並べ替えも可能で、条件に合うレコードだけを瞬時に抽出することができます。
また、セルを直接編集したり、コピー&ペーストで複数行をまとめて更新したりといった操作にも対応しているため、「一覧を見ながら一括で修正する」という作業もスムーズです。列固定や縦横スクロールも行えるので、幅の広い項目を扱う場合でも、重要なキー項目を見失いにくくなるでしょう。
結果として、Excelのような感覚でSalesforceのデータを比較・編集できる環境がブラウザ上で実現します。
解決3:レポートを開かずに「Sheet」がそのまま簡易ダッシュボードになる
Mashmatrix Sheetでは、用途別のシートを作成しておくことで、「営業状況確認シート」「案件フォロー用シート」といった形で日次業務にそのまま使えます。特定ステージの商談だけを絞り込んだり金額や最終活動日で並べ替えたりすれば、レポート画面を開かなくても、優先的に対応すべき案件が一目でわかります。シートを複数配置しておけば、左側で案件一覧を確認しつつ、右側に詳細情報や関連するタスクを表示するといったダッシュボードのような構成も可能です。
グラフのような高度な可視化が必要な場面ではレポートやダッシュボードを併用しつつ、日々の確認作業はMashmatrix Sheetを活用するのも現実的です。
まとめ:「見にくい」ストレスを解消し、Salesforceのデータ資産を最大限活用する
Salesforceは、データベースとして設計された強力なCRMという特性上、標準機能だけではExcelのような一覧性を再現しにくい側面があります。関連リストやリストビュー、レポートを工夫することで一定の改善は図れますが、画面遷移の多さといった限界はどうしても残ります。
こうしたギャップを埋める有効かつ現実的な手段が、Mashmatrix SheetのようにSalesforceの中に「Excelライクな一覧画面」を取り込むアプローチ。標準機能とアプリケーションを適切に組み合わせれば、「見にくい」というストレスを軽減させつつ、日々の業務でSalesforceのデータ資産をより有効に活用していけるようになるでしょう。
株式会社マッシュマトリックスSalesforceに心地よい操作感を
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