Salesforceレコードを一括更新する方法|標準機能と効率化ツール
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更新日:2025.11.21
Salesforceでレコードを一括更新する際、手作業では工数がかかるうえ、データローダーやデータインポートウィザードは使い方が煩雑で頭を悩ませることもあります。本記事では、それぞれの標準機能のメリット・デメリット、現場でよくある困りごと、より効率的に更新できるツールなどについて幅広く解説します。
なぜSalesforceでレコードの一括更新は大変なのか
1件ずつ手作業で更新するには手間がかかる
Salesforceで日々の更新をおこなう際は基本的にレコードを開いて個別に編集します。仮にリストビューのインライン編集を使ったとしても、複数のレコードタイプが混在する画面では編集が難しく、結局は手戻りや再作業が発生することになるでしょう。一度に済ませたい場面ほど、負担感が残ります。
オブジェクトを跨いでいる場合、入力工数が膨らむ
更新する項目が多くオブジェクトを跨いでいる場合、手作業では画面遷移する前に保存する必要があります。一括更新の方法としてはデータインポートウィザードやデータローダーがありますが、CSV作成や項目マッピング、既存レコードIDの用意などの下準備が欠かせないため、実務の工数は結局かさみがちです。
入力漏れ等データの品質が悪くなるリスクがある
担当一人一人が入力する運用では、入力漏れや形式のばらつき、重複を招きやすいのが実情です。Salesforceには入力規則で保存前に不正な値を弾いたり、重複管理で重複を検知したりする機能がありますが、定義されていないミスはすり抜けてしまいます。
標準機能でレコードを一括更新する方法
データローダーを使う方法(メリット・デメリット)
データローダーは、CSVを用いてインポート・更新・削除・エクスポートが行えるクライアントアプリケーションです。ドラッグ&ドロップでの項目マッピングや大容量データ対応、成功/エラーログの出力、自動処理向けのコマンドラインなどを強みとしています。 一方でインストールとCSVの整備が前提となるため、事前設定や運用に対する「慣れ」が必要です。また利用には権限が必要となります。
データインポートウィザードを使う方法(メリット・デメリット)
データインポートウィザードは、ブラウザから使える一括取り込み機能です。取引先/取引先責任者/リードなどの標準オブジェクトやカスタムオブジェクトの追加・更新に対応するとともに、Salesforce IDを用いた更新や項目マッピングも可能です。 一方で、対象や機能に制約があり、大量更新や複雑な操作には不向きです。更新するにはSalesforce ID等の準備も必要になります。
リストビューで一括編集でできる範囲
リストビューの一括編集は、軽微な更新を素早く反映できるのが利点です。ただし、複数のレコードタイプが混在するとインライン編集は使えず、編集可能な項目にも制限が生じます。必須項目の設定や項目間の依存関係といった条件も影響するため、単一のレコードタイプに絞ってフィルター調整してから活用する設計が現実的です。
現場でよくある「一括更新の困りごと」
大量データを処理するときの手間
数千から数万件規模では、CSVの整備や項目マッピング、重複・形式のクレンジングなど前処理が必須です。加えて、データインポートウィザードの上限(5万件)やファイル/レコードサイズの制限(最大100MB・1レコード約400KBが目安)にも注意が必要です。公式ドキュメントでは、事前準備と結果ログの確認が推奨されています。実務では、データを段階的に分けて投入しなければならないという手間が生じます。
管理者しか対応できないケースが多い
一括更新の実務では、ユーザー権限によって作業が制限されることも多くあります。データインポートウィザードが利用できるかどうかはユーザーの権限に依存し、データローダーの操作に特定の用途では「Modify All Data」など強力な権限が求められる場合もあります。そのため、一般ユーザーだけでは対応しきれない場面があるのが現場の実情となっています。
もっと簡単に一括更新したいなら|Mashmatrix Sheetで解決
一つの画面上で複数レコードを一括編集できる
Mashmatrix Sheetは、Salesforce上でExcel型のUIを提供するツールです。一覧画面から対象レコードを複数選択し、コピー&ペーストで値をまとめて編集・更新できるため、都度の入力やクリック数を減らして効率的に作業を進めることができます。複数のレコードを一つの画面で更新できるので、毎回レコードを開くといった画面遷移をすることなく作業を行えます。そのため、定期的な属性更新や棚卸し作業においても利便性を発揮します。
専門知識不要で誰でも扱える
Mashmatrix Sheetは、いわばExcelに近い直感的なUIで操作できるツールです。スクリプトやコードの知識は必要なく、フィルターや並べ替え、複数セルのコピー&ペースト、一括更新などの操作がExcelと同じように行えるため、専門知識不要で誰でも扱えます。現場の一般ユーザーでも短時間で使いこなせる実用性の高さは、Mashmatrix Sheetの大きな特徴です。
複数オブジェクトを跨いだ一括操作も可能
Mashmatrix Sheetでは、親・子・孫といった関連関係を持つ複数のオブジェクトを横断し、一画面で表示することができ、登録・一括編集・更新することも可能です。連動シートや分割レイアウトを活用すれば、多階層のデータ構造を俯瞰しながら閲覧・編集できるため、関連リストの代わりに、関連リストに表示しているレコードを一覧表示可能で、比較もしやすくなります。部門横断の棚卸しやマスターの更新を一斉に反映する作業も、効率良く進められるでしょう。
まとめ|標準機能と外部ツールを組み合わせて効率化
まずは標準機能でできることを整理
まずはSalesforceに標準で備わっている機能を確認することが先決です。リストビューの一括編集、データインポートウィザード、データローダーといった基本的な仕組みを活用するだけでも、更新作業は格段にスムーズになります。既存の機能を整理して、自分たちの現場に適した方法を選ぶことが、効率化への第一歩となります。
より効率化したいならMashmatrix Sheetを活用
「もっとラクに更新したい」と感じたら、Mashmatrix Sheetを取り入れるのも選択肢です。Excelやスプレッドシートのような操作感で複数レコードを一括編集でき、コピー&ペーストで一度にまとめて反映できます。標準機能と組み合わせれば、日常の更新負荷をさらに軽くすることができるでしょう。
Salesforceの運用全体をチェックしよう
一括更新の方法を整えるだけでなく、重複登録を防ぐ仕組みや入力規則、承認プロセス、権限の見直しなどの課題にも目を向けておきましょう。定期的に運用全体を振り返れば、作業の精度やスピードが自然と上がります。ピンポイントではなくトータルでの見直しと改善が、さらなる業務効率化を推進します。