Salesforceの関連リストはなぜ使いにくい?一括編集で画面遷移を減らす解決策
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更新日:2026.08.17
Salesforceの関連リストが「使いにくい」と言われる5つの不満
Salesforceの関連リストは、親レコードに紐づく子レコードをまとめて確認できる機能です。しかし、日常的に関連リストを使う担当者からは、「使いにくい」「効率が上がらない」という声が絶えません。その背景には、標準仕様の制約が複数重なっているという構造的な壁があります。以下に、現場から挙がる主な5つの不満を整理しました。
1. レコードの確認や編集のための「画面遷移」が多すぎる
関連リストを使っていて最初に感じるストレスが、画面遷移の多さです。たとえば取引先レコードから紐づく商談を更新しようとすると、「商談レコードを開く→編集ボタンをクリック→項目を変更して保存→取引先レコードに戻る」という4ステップが毎回発生します。
1件の更新であれば許容できるかもしれませんが、複数の子レコードを続けて確認・編集する場合には、この繰り返しが積み重なり作業時間を圧迫。「ちょっと更新しただけ」にもかかわらず数分かかっていた、という経験を持つ担当者は多いでしょう。このように親レコードと子レコードを行き来する構造そのものが、使いにくさの根本的な原因の一つです。
2. インライン編集ができない
Salesforceのリストビューでは、複数レコードを選択してその場で一括更新するインライン編集を利用できますが、関連リストでは、インライン編集が標準仕様として備わっていません。
そのため、関連リスト上のレコードを更新するには1件ずつ詳細画面を開いて編集するしかなく、「今月の商談の確度を一括で更新したい」「複数の活動のステータスをまとめて完了にしたい」といった場面では、かなり非効率です。リストビューのインライン編集に慣れているユーザーほど、関連リストの使いにくさを強く実感しやすいでしょう。
3. 現場での自由なソートや絞り込みができない
Salesforceの標準関連リストでは、並び順と表示項目はページレイアウトで管理者が設定した内容に固定されます。営業担当者が「金額の大きい順に並べ直したい」「ほかの項目を追加したい」と思っても、その場で条件を変更することはできません。
現場の実態に即したデータの見方は、担当者や案件によって異なります。しかし標準の関連リストは、管理者が定義した条件で全ユーザーに一律で表示する仕様のため、個々の業務状況に応じた柔軟な操作性は実現が難しいです。
4. 複数の関連リストを横断して比較・照合しにくい
取引先のレコードページには、「商談」「活動履歴」「取引先責任者」など複数の関連リストが縦に並んで配置されます。そのため、「この商談の進捗と直近の活動履歴を同時に確認したい」という場合には、ページを上下にスクロールしながら情報を行き来するしかありません。
つまり、標準のレコードページ上では2つの関連リストを同時に見ながら比較・照合するのは、難しい構造です。データが蓄積されるほど各関連リストのレコード数も増大しスクロール量が増えるため、この問題は顕著になります。
5. 一覧表示できる件数に上限がある
Lightning Experienceの標準関連リストでは、画面上に一度に表示できるレコード数に上限があります(関連リストのタイプにより最大10件または30件)。そのため、上限を超えるレコードをすべて確認するには、関連リストの右下にある「すべて表示」をクリックして別画面に遷移しなければなりません。過去の商談履歴や活動記録が多い場合は、関連リスト上に「10+」や「30+」という表示がされるため、全体の件数を把握しにくい状態です。
そのうえ、全データを確認するたびに画面遷移が発生するこの仕様は、前述した「個別レコードを確認する際の画面遷移の多さ」の不満とも重なって、日常業務の中でストレスの一因となっています。
関連リストの使いにくさが招く「入力漏れ」と業務の非効率
関連リストの操作性の問題は、単なる「使い勝手の悪さ」にとどまりません。日々の入力負担が積み重なることで、Salesforce全体のデータ品質や組織のマネジメントにも影響が及びます。具体的にどのような影響があるのでしょうか。
営業担当者の入力負担とモチベーション低下
「更新のたびに画面遷移が発生する」「1件ずつしか編集できない」という操作の煩雑さは、営業担当者にとって小さなストレスの積み重ねです。商談後すぐに入力したほうがよいとわかっていても、手間がかかるのであれば、「あとでまとめてやろう」ということにもなりやすくなるでしょう。
しかし、すぐに入力されなかった情報は、抜け落ちるケースも少なくありません。結果として、活動履歴の未記録や商談情報の更新漏れが発生し、Salesforce上のデータが実態と乖離していくおそれがあります。情報の質が落ちることで活用できなくなり、さらに「入力しても活用されている実感がない」という状況になると、担当者の入力意欲はさらに低下するという悪循環にもつながりかねません。
マネージャーの状況把握が困難に
現場の入力が滞ると、マネージャー側も正確な情報をタイムリーに得られなくなります。データが古かったり欠けていたりすれば、パイプラインの進捗確認や活動量の把握ができなくなり、実態に即した判断が難しくなるでしょう。
そのため、Salesforceのデータを見ながら議論しようとしても、「この商談、本当に今月クローズ予定?」「先週の訪問結果はどうなっている?」といった確認が必要になる場合もあります。現場でそのような状況が続けば、管理コストの削減や意思決定の迅速化など、Salesforceの本来の導入目的がいつまでも達成できないかもしれません。
標準機能で関連リストをカスタマイズ・改善する方法とその限界
新ツールを導入する前に、「まずは標準機能の範囲でどうにかできないか」と考えるのは自然な発想です。Salesforceにはいくつかのカスタマイズ手段が用意されているため、一定の改善は見込めますが、標準機能のみに頼った場合はいくつかの限界を感じることになるでしょう。ここでは、標準機能での改善方法とその限界をご紹介します。
ページレイアウトで表示項目や並び順を変更する
関連リストに表示する項目や並び順は、オブジェクトのページレイアウト設定から変更できます。たとえば商談の関連リストに「金額」「フェーズ」「完了予定日」を表示するよう設定したり、金額の降順で並べるよう指定したりすることが可能です。
ただし、この設定は同じページレイアウトを使用するすべてのユーザーに一律で適用されます。そのため、「営業担当Aは金額順で見たい、マネージャーBは更新日順で見たい」といった個別のニーズには対応できません。また、ページレイアウトの変更はあくまで「見え方」の調整であり、関連リスト上で個別に一括編集したいという要望には応えられません。
動的関連リストを活用する
Lightning Experienceのアップデートで追加された「動的関連リスト(Dynamic Related List)」を使うと、Lightningアプリケーションビルダー上から表示項目や絞り込み条件を設定できるようになります。たとえば「フェーズが進行中の商談のみ表示する」「過去6か月以内に完了した商談のみ表示する」といった条件付きの関連リストを、コードなしで作成できる点は実用的です。
しかし、動的関連リストはあくまでも「表示」と「絞り込み」の改善にとどまります。関連リスト上でレコードを一括更新するという操作は備わっていません。閲覧性の向上には効果がある一方で、入力・編集の手間という現場の課題は依然として解消されません。
また管理者が設定した条件(1000万以上のパイプライン案件など)でしか絞り込みがかけられないので、現場ユーザーがその時に抽出したい関連レコードをピックアップしにくいという課題もあります。
関連リストの代わりにリストビューを使う
一括編集を実現する手段として、オブジェクトのリストビューを活用する方法があります。リストビューでは、条件を設定して複数レコードをその場でまとめて更新するインライン編集を利用できます。
ただしリストビューは、特定の親レコードに紐づくデータだけを瞬時に連動表示させる用途には向いていません。たとえば「A社の取引先レコードを見ながら、A社に紐づく商談だけをリストビューで即座に開く」という操作をするためには、都度絞り込み条件を手動で設定するか、事前にA社専用のリストビューを作成しておく必要があります。一括編集は実現できても、親レコードとの連動という観点では手間が増えるという矛盾が生じます。
開発(LWCや画面フロー)で専用画面を構築する
Lightning Web Components(LWC)や画面フローを使ってカスタム開発を行えば、関連リストの一括編集画面を自社仕様で構築することも技術的には可能です。
しかし、この方法には相応のコストが伴います。開発には専門的な技術知識が必要で、外部ベンダーに依頼する場合には初期費用だけで数十万円規模になるケースも少なくありません。仮に開発したとしても、その後の運用が続く限りメンテナンスコストが発生し続けます。
業務の変化によって表示項目や編集ロジックを変更したい場合、その都度エンジニアへの改修依頼が必要になるため、変更のたびに時間とコスト、そして管理者の工数負担が重なっていきます。
【根本解決】Mashmatrix Sheetで関連リストをExcelのように一括編集する
ここまで見てきた標準機能の限界をノーコードで解消するAppExchangeアプリが「Mashmatrix Sheet」です。株式会社マッシュマトリックスが提供する同ツールは、Excelのような操作感でSalesforceのデータを閲覧・編集できる一覧インターフェースです。
画面遷移ゼロ!親レコードを選択して子レコードをその場で編集
Mashmatrix Sheetの「連動シート」機能を使うと、あるシートで選択したレコードに連動して、別のシートの表示内容が自動表示されます。たとえば左側に「取引先」のシートを表示して特定の取引先を選択すると、右側では連動してそれに紐づく「商談」や「取引先責任者」の一覧へと切り替わります。
この状態で右側のシート上のデータをそのまま直接編集・保存できるため、「親レコードを開く→子レコードを開く→編集する→保存する→戻る」という一連の画面遷移は必要ありません。親・子・孫と3段階以上に重なったオブジェクトも一画面で扱えるため、複雑な案件管理や顧客フォローの場面でもテンポを落とさずに作業を進められます。
複数の関連リストをタブや分割画面で並列表示
Mashmatrix Sheetでは、画面を複数のエリアに分割して、それぞれに異なるシートを表示できます。分割レイアウトは全18種類が用意され、最大4分割のグリッド表示にも対応しています。
この表示機能を活用すれば、これまで縦にスクロールしながら順番に確認するしかなかった「商談」と「活動履歴」を1画面の左右に並べて同時参照することが可能。画面分割以外に、タブ切り替えでも複数のシートを素早く行き来できるため必要な情報が集約でき、情報の比較・確認にかかる時間が大幅に短縮されます。
Excelのようなフィルタリングと一括コピー&ペーストに対応
列見出しをクリックしてのソートや条件指定によるフィルタリングも、Excel感覚で操作できます。たとえば「金額が大きい順に並べ替えたい」「特定の担当者のレコードだけを絞り込みたい」といった操作が、管理者設定なしにその場で行えます。
また、ExcelファイルからコピーしたデータをMashmatrix Sheet上に直接ペーストするだけで、複数行のレコードをまとめてSalesforceに登録・更新することも可能です。データローダなどの専用ツールを使わずにExcel感覚で大量データを処理できるため、現場の負担は大幅に軽減されるでしょう。参照項目に対しては自動でレコードの関連付けが行われるため、Salesforce IDをわざわざ指定する必要はありません。
まとめ:関連リストの「使いにくい」を解消し、Salesforceを定着させよう
Salesforceの関連リストが「使いにくい」と感じる背景には、画面遷移の多さ、インライン編集の非対応、固定されたソート・絞り込み、複数リストの一覧性の低さ、表示件数の上限といった、標準仕様に起因する複数の制約があります。
これらは、動的関連リストやページレイアウトのカスタマイズである程度は改善できるものの、「関連リスト上でレコードを一括編集したい」という現場の根本的なニーズには応えられません。カスタム開発で対処しようとすれば、相応の費用と継続的なメンテナンスコストが発生します。
一方でMashmatrix Sheetなら、連動シートによる画面遷移ゼロの編集、分割画面での複数リスト同時表示、Excelのようなフィルタリング、コピーペーストによる一括登録などが実現でき、多くの課題をノーコードでまとめて解消できます。操作性が改善されれば現場の入力負担が軽減され、データが蓄積されればマネジメントの精度も上がるという好循環を生み出せることでしょう。
Salesforceの「関連リストが使いにくい」と感じている方は、ぜひMashmatrix Sheetの無料トライアルでその操作感を体感してみてください。資料請求、お問い合わせもお気軽にどうぞ。
株式会社マッシュマトリックスSalesforceに心地よい操作感を
Mashmatrix Sheetの提供元
マッシュマトリックスが開発・提供する「Mashmatrix Sheet」は、SalesforceデータをExcelライクに閲覧・編集できる一覧アプリ。
ビジネスパーソンにとって馴染ある操作感で、直感的にSalesforceのデータを取り扱えます。
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